早いもので丸3年目。

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「ヘビロテ」と公言したのに、仕事が慌ただしいこともあり、ブログに向かう
テンションになれず、ちょっとオヤスミしておりました。
久しぶりの更新ですが、今日はB.C.が旅立って丸3年。四周忌になります。



つい先日の出来事のように感じますが、もうそんなにも時間が経って
しまったんだな、と、改めて驚かされます。

ちょっと前に、『猫の神様』(著:東良美季/講談社文庫)という本に出会いました。
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マンガにしてもエッセイにしても猫系の本は意外と好きで、見つけると
とりあえず読んでみることが多いです。
この本も、そんな延長で何気なく手に取りました。
書き手の東良氏は、アダルト系の記事などを書いている文筆家。
ぎじゅ太とみゃ太という猫との生活と闘病、介護と看取りまでを描いて
いる作品です。と、書くと、悲しく切ないお話の記録と思いがちですが、
文体は非常に淡々としていて、単に悲しい、切ない、つらいという展開
ではありません。
でも、書かれていることに嘘がないというか、「なんだ、みんな同じなんだね……」
と思うシーンも多くて、どうしようもなく泣けてきてしまう作品でもあります。
闘病中のみゃ太を毎日のように病院に連れて行く著者。
弱ったみゃ太を背負って、マウンテンバイクを急ぎでこいで病院へ急ぐ道すがら、
毎回「これで最後かもしれない」と思いながらもとにかく急ぐしかない現実。
そんな想いを殺しながら、これで本当にいいのかと自問自答する気持ちとも
葛藤しながら、とにかく急いで自転車をこぐ……そんな思いが綴られていてました。
正直これには、嗚咽(ピリカがびっくりして顔をのぞきにきました^^;)……。
だって、まったく同じようなこと考えていたから。

でも、読んだ後、不思議なほどすっきりとした気持にもなります。
私は「泣けたよ、泣いたよ~!!!」と話したくて、仕方なくなり、
猫好きな友人に即電話してしまいました^^;
(友人も読んで号泣したらしいっす^^;)

なんて書くと、いまだに悲しみが癒えぬ、と思うかもしれませんが、
不思議なことに、B.C.に対しては「悲しい」という想いはありません。
もちろん、もっとこうしておけばよかったかも、という後悔はないとは
いえませんが、その後悔は、ピリカに向けて後悔しないように使って
いこうと思うのです。それが、B.C.も喜んでくれるのではないかと^^

これからもピリカの見守り、よろしくね、B.C.^^
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by boochikurin | 2013-04-21 00:52